藤波瞬平
Shumpei Fujinami
俳優・演出家・演技講師・プロデューサー
東京都出身
11月21日生まれ
【座右の銘】温故知新
【特技】殺陣、マイム、水泳、サバイバル全般、目算
【趣味】釣り、旅、自転車、靴磨き、料理、身体研究、戯曲読解、園芸
加藤健一事務所俳優教室卒業後、フリーランスで活動。
船岩裕太が主宰する演劇集団 砂地や、福圓美里・松崎亜希子が主宰するクロジの中心的俳優として多くの作品に出演。
古典劇から現代劇、リアリズムからファンタジーまで、様々な舞台で幅広い役を演じるほか、演出家としても活動し、評価を得ている。
日本で一般的に広く浸透している「感情や心情を表現すること=演技」という自分本位な考え方から離れ、「強い目的を持った”行動”によって他者を動かし、他者によって動かされること=演技」という他者ありきの演技を追究。その上で人と人のやりとりを丁寧に構築し、身体を偽らない演技・演出を得意としている。
俳優のための演技研鑽の場、東京演技研究所 主宰。
日本芸術専門学校、日本芸術高等学園、東京表現高等学校演技講師。
※お仕事のご依頼、ご相談はCONTACTからどうぞ。
いつでもお待ちしております。
1才で母に連れられて行った夢の遊眠社で演劇に出会う。
16才、15名近く男子が入部し、8割が男となった珍しい演劇部で演劇部で演劇をはじめる。
高校卒業後、自転車での一人旅に出る。旅の途中、徳之島で出会った故・峰岸徹 氏に憧れ、プロの俳優になることを志す。
旅を終え、演劇の基礎を身に付けるため加藤健一事務所俳優教室の門を叩く。
加藤健一 、星充の両氏に師事し、3年間の養成期間を経て卒業。
卒業後、松田環 氏が主宰する劇団しゅうくりー夢でメインキャストとして多数出演。
そこで何度も共演していた声優・市来光弘 氏の仲介で、福圓美里・松崎亜希子 両氏が主宰するクロジに出演。
2008年、シアターモリエールで上演したクロジ『僕の愛した冒険』(作:澁谷光平)にて初主演を果たす。
2011年、クロジ第10回公演『異説 金瓶梅』(作:森悠)の本番一週間前に発生した、東日本大震災の原発事故により、自身のルーツである福島県双葉郡浪江町の変わり果てた景色を見て、アイデンティティクライシスを経験。
同年、『令嬢ジュリー』(作:ストリンドベリ)で役者としても大きな挫折を経験し、演劇から離れようと大工の勉強を始めるが、一年越しの延期公演『異説 金瓶梅』がきっかけで決意を新たに演劇に打ち込むことになる。
2013年~2016年まで、劇団Studio Lifeに在籍。入団時、既に舞台経験が豊富だったため、劇団ファンの方々から「プロ」という愛称で呼ばれる。手塚治虫氏の『アドルフに告ぐ』や萩尾望都氏の『トーマの心臓』などで原作ファンの方からも高評価を得る。
2015年10月に演劇集団 砂地の船岩祐太、クロジの福圓美里 両氏と共に、大人の上質なメロドラマを上演理念として掲げる演劇ユニット、F³(エフサンジョウ)を立ち上げ『楡の木陰の欲望』(作:ユージン・オニール)を上演。
2016年2月には、自身初のプロデュース公演、一人芝居『審判』(作:バリー・コリンズ)を上演。極小規模の公演で300名の動員を達成。
2016年9月から、「想像力の向上」や「身体の発見」をテーマに、一般の方に向けた演劇ワークショップ『藤波瞬平のウラガワ』を定期的に開催。
2017年10月より、日本芸術高等学園、東京表現高等学院MIICAにて演技講師を務める。
2018年11月より、「独り善がりの演技から、他者ありきの演技へ」というコンセプトで現役俳優・俳優志望のための演技訓練の場『東京演技研究所』を創立。
2019年より、演出家としても活動を開始。空間を味方にし、真摯に他者に向かう俳優をより美しく見せる演出は好評を得ている。
2019年4月より、日本芸術専門学校でも演技講師を務める。
2021年4月より、コロナ禍でも俳優、一般の方への学びの場を絶やさないため、オンラインで演技講座、戯曲読解講座を始める。
2021年〜2022年にかけて、「公演」というゴールを設けず、積み上げては崩しを繰り返しながら作品を深掘りし続けるという新国立劇場のディベロップメント企画「こつこつプロジェクト」にて船岩祐太 氏主導の下、ギリシャ悲劇『テーバイ』の創作に関わる。2024年の新国立劇場本公演に漕ぎ着けることに尽力し、本公演への出演も果たす。
俳優、演出家、演技講師として、いつかどこかで芽を出すかもしれない想像力の胤を撒き続けている。
〈2024年〉
11/7〜11/24
新国立劇場
『テーバイ』
(ポリュネイケス役、アテナイの使者役ほか)
台本・構成・演出:船岩祐太
@新国立劇場小劇場
2/28~3/3
スプリングマン
『九十九想太の生活』
(二階堂役)
作・演出:澁谷光平
@シアターアルファ東京
〈2023年〉
9/27~10/1
ユトサトリ。
ATTENTION
『いや、走ってよメロス』
~太宰治「道化の華」「走れメロス」より~
脚本:大竹ココ
演出:藤波瞬平
@小劇場 楽園
〈2022年〉
8/18~8/21
ユトサトリ。
『〆!』(男子部員ver.)
脚本:大竹ココ
演出:藤波瞬平&大竹ココ
@小劇場 楽園
〈2021年6月~2022年2月〉
新国立劇場こつこつプロジェクト
『テーバイ』稽古&試演会
原作:ソフォクレス「オイディプス」「コロノスのオイディプス」「アンティゴネ」
構成・台本・演出:船岩祐太
〈2020年〉
7月
演劇集団 砂地
砂地movie『Ile』
(スローカム役)
作:ユージン・オニール
台本・構成・演出:船岩祐太
2/21~2/25
TEAM HANDY
ACTACTION
『カストリ・エレジー』
(主演 ケン役)
原作:ジョン・スタインベック
「二十日鼠と人間」
作:鐘下辰男(演劇企画集団THE・ガジラ)
演出:亀山ゆうみ
@新宿眼科画廊・スペース地下
1/31~2/2
スプリングマン
『弁当屋の四兄弟-令和二年版-』
(源 吾郎 役)
作・演出:澁谷光平
@吉祥寺シアタ―
〈2019年〉
10/11~10/20
加藤健一事務所 vol.106
『パパ、I LOVE YOU !』
(マイク・コノリー医師 役)
作:レイ・クーニ―
演出:加藤健一
@下北沢・本多劇場
(11/5~12/21まで地方公演)
7/3~7/7
スプリングマン
『桜田ファミリー物語』
(主演 桜田マサト 役)
作・演出:澁谷光平
@テアトルBONBON
3/29~3/31
ユトサトリ。『スコール』
脚本:大竹ココ
演出:藤波瞬平
@キーノートシアター
3/7~3/10
さかいかな×月岡鈴二人芝居
『巣から落ちる雛が聞こえる』
脚本:深谷晃成
演出:藤波瞬平
@目白古民家ゆうど
〈2018年〉
12/14~12/16
ハラムスカラム『幻獣』
(ヤマネコの王子 役)
作:木村はるか 演出:あきやまかおる
@すむぞうスタジオ外苑前
10/31~11/5
演劇企画集団Jr.5
『徒然アルツハイマー』(河内正俊 役)
作・演出:小野健太郎
@ウエストエンドスタジオ
3/21~3/25
あかね色『真説・春琴抄』
(主演 佐助 & 谷崎潤一郎 役)
原作:谷崎潤一郎
脚本:柳井祥緒(十七戦地)
演出:三浦佑介(あサルとピストル)
@ワニズホール
〈2017年〉
8/5~8/11
ハツビロコウ『ルート64』
(主演 タニムラ役)
作:鐘下辰男(演劇企画集団THE・ガジラ)
演出:松本光生
@SPACE梟門
4/12~4/16
スプリングマン『弁当屋の四兄弟』
(父・吾郎 役)
作・演出:澁谷光平
@シアター711
2/9~2/13
演劇集団 砂地『アトレウス』
(アキレウス/ピュラデス役)
原作:エウリピデス、ソフォクレス、アイスキュロス
構成・演出:船岩祐太
@吉祥寺シアター
〈2016年〉
10/14~10/18
コズエヲプロデュース
『□.kakoi-no-soto』(兄・太郎 役)
作・演出:三浦佑介(あサルとピストル)
@新宿眼科画廊スペースO
8/24~8/28
クロジ『きんとと』(主演 萩泉 役)
作:森悠 演出:野坂実(東京ジャンケン)
@全労済ホール/スペース・ゼロ
5/21~5/31
演劇集団 砂地『Hamlet』(レアティーズ役)
原作:W・シェイクスピア 演出:船岩祐太
@SPACE 雑遊
2/24~2/28
藤波瞬平一人芝居『審判』
(主演 アンドレイ・ヴァホフ役)
作:バリー・コリンズ
訳:青井陽治 演出:三浦佑介
@SPACE 梟門
〈2015年〉
10/28~11/1
F³ No.1『楡の木陰の欲望』
(主演 エビン役)
作:ユージン・オニール
演出:船岩祐太
@SPACE 雑遊
8月
Studio Life『アドルフに告ぐ』
(主演 峠草平 役)
原作:手塚治虫 演出:倉田淳
@紀伊國屋ホール
※その他、Studio Life出演作
2015~2013年
『WHITE』(岩波 役)
『夏の夜の夢』(蜘蛛の糸 役)
『大いなる遺産』(ポケット役)
『Back Cindy』(王子 役)
『トーマの心臓』(ヘルベルト役)
『少年十字軍』(ジャコブ役)
『LILIES』(神父 役)
『BEAT POPS』(マスター役)
『カリオストロ伯爵夫人』(執事 役)
〈2012年〉
12/12~12/18
演劇集団 砂地『RUR』(ファブリ 役)
作:カレル・チャペック
演出:船岩祐太
@上野ストアハウス
9/28~9/30
Utervision Company
『マイサンシャイン』
(主演 盲目の男 役)
作:ノゾエ征爾
演出:堀川炎(世田谷シルク)
@座・高円寺2
4/26~4/30
クロジ 『異説 金瓶梅』(主演 西門慶 役)
作:森悠&クロジ
演出:三浦佑介(あサルとピストル)
@シアターサンモール
〈2011年〉
12/7~12/11
演劇集団 砂地『令嬢ジュリー』
(主演 ジャン役)
作:A・ストリンドベリ 演出:船岩祐太
@SPACE 雑遊
1/14~1/26
演劇集団 砂地『リチャードⅡ』(犬飼 役)
原作:W・シェイクスピア
構成・演出:船岩祐太
@SPACE雑遊
〈2010年〉
10/13~10/17
演劇企画集団THE・ガジラ~1st satellite~
『寒花』(主演 楠木龍生 役)
作:鐘下辰男
演出:船岩祐太(演劇集団 砂地)
@SPACE 雑遊
8/16~8/22
次世代を担う演劇人育成公演③
『二重の不実』(貴族 役)
作:ピエール・マリヴォー
演出:船岩祐太(演劇集団 砂地)
@劇団銅鑼アトリエ
5/13~5/16
クロジ『エンガワノクラゲ』
(俵井ゆくを 役)
作・演出:森悠
@新宿スペース107(閉館)
〈2009年〉
10/1~10/4
クロジ『きんとと』(主演 萩泉 役)
作:森悠 演出:清水みき枝
@シアターサンモール
7/1~7/5
東京パチプロデュース『バンサラ!!』
(青山主膳 役)
作・演出:亀田真二郎
@江古田ストアハウス
4/17~4/19
スプリングマン『REVIVE』
(ハルキ 役)
作・演出:澁谷光平
@参宮橋トランスミッション
2/5~2/9
しゅうくりー夢
『怪奇探偵丑三進之介~推して参る!~』
(桐崎 役)
作・演出:松田環
@恵比寿エコー劇場
〈2008年〉
12/25~12/28
クロジ『僕の愛した冒険』
(主演 アキオ役)
作・演出:澁谷光平(スプリングマン)
@シアターモリエール
劇工房月ともぐら『夏の夜の夢(再演)』
(ディミートリアス役)
作:W・シェイクスピア 演出:春芳
@南大塚ホール
4/25~4/27
クロジ『桜屋敷の三姫』
(戌井 役)
作・演出:森悠
@シアターモリエール
2/8~2/12
しゅうくりー夢
『女探偵冴羽優羽~Case File~天使』
(ルカ役)
作・演出:松田環
@シアターVアカサカ(閉館)
〈2007年〉
9/20~9/24
劇工房月ともぐら『夏の夜の夢』
(ディミートリアス役)
作:W・シェイクスピア
@シアターグリーンBOX in BOX THEATER
※池袋演劇祭優秀賞受賞作
8/10~8/14
しゅうくりー夢
『Guard of PRINCESS~5人いるんだからなんとかなる~』
(レジェロ役)
作・演出:松田環
@シアターVアカサカ
3/30~4/1
STUDIO MΣW’S『IZOU~以蔵~』
(文七 役)
作・演出:星充
@シアター風姿花伝
2/23~2/27
しゅうくりー夢『大正探偵怪奇譚~第参夜~縁』
(迷企羅 役)
作・演出:松田環
@シアターVアカサカ
〈2006年〉
8/25~8/29
しゅうくりー夢『大正探偵怪奇譚~第壱夜~鬼子』
(ウツギ役)
作・演出:松田環
@シアターVアカサカ
7/20~7/23
劇工房月ともぐら『かもめ』
原作:アントン・チェーホフ 演出:春芳
@シアターグリーンBOX in BOX THEATER
加藤健一事務所俳優教室『煙が目にしみる』
(原田正和 役)
作:鈴置洋孝 演出:加藤健一
@武蔵野芸能劇場
〈2005年〉
加藤健一事務所俳優教室
『天保十二年のシェイクスピア』
(きじるしの王子 役)
作:井上ひさし 演出:春芳
@加藤健一事務所アトリエ
〈2004年〉
加藤健一事務所俳優教室
『想稿・銀河鉄道の夜』
(車掌 役)
作:北村想 演出:加藤健一
@武蔵野芸能劇場
加藤健一事務所俳優教室『贋作・罪と罰』
(溜水石衛門 役)
作:野田秀樹 演出:星充
@加藤健一事務所アトリエ
〈2002年〉
『野に咲く花なら』
作:渡辺正行 演出:小野寺丈
@全労災ホール/スペース・ゼロ